ガンダムSEEDシリーズに根付く人種問題「ナチュラル」と「コーディネイター」 [ガンダムSEED]
ガンダムSEEDシリーズでは、平たく言えば「人種問題」が戦争の大きな肝になっています。
「遺伝子調整によってあらかじめ強靱な肉体と優秀な頭脳を持った新人類」と定義されるコーディネイターと、遺伝子操作を受けていないいわゆる「普通」の人間のナチュラル。
主にこの2つの人種が戦いを繰り広げています。
Wikipediaの「コーディネイターにとナチュラル」のページによれば、コーディネイターは「ナチュラルよりも堅牢な肉体と優れた運動能力、優秀な頭脳を持っており」、「ナチュラルより各種機能の平均的水準が高い“人間”」です。
つまり、簡単に言えば遺伝子レベルで優秀な人間なのです。
ガンダムシリーズでメインとなる「モビルスーツでの戦闘」においても、コーディネイターの操縦技術はナチュラルのそれよりはるかに優秀です。
こうして書くとコーディネイターはさぞすばらしい人間じゃないか!と思われがちですが、彼らは「人間」として致命的な欠点があります。
それは、簡単に言えば子孫を残しづらいということ。
度重なる遺伝子調整により、遺伝子の型が合わない同士では絶対に子どもができないという事があるわけです。
他にも生まれてくる子どもの外見のデザイン(髪の色や目の色、身長など)が可能となる反面、希望通りに生まれてこなかった子どもの親権を親が放棄してしまうケースが出るなど、コーディネイターによる問題点は数多くあります。
画像は親同士が決めた婚約者同士であるコーディネイターのアスランとラクスですが、この二人もそういった人種問題の一種の「被害者」であり、またこの先二人に起こる変化を思うと、思うところを隠さずにはいられません。
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